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VWファンをはじめ旧車ファンの間で『ヤナセもの』という専門用語がある。
これは言葉の通り日本に正規輸入し、代理店であった梁瀬自動車から販売された車、すわなち海外で販売されている車をヤナセが輸入し、日本独自の仕様に変更して発売した車を指している。
空冷ワーゲン(古いワーゲン)の場合、右ハンドル仕様車やキャンピングカーの外部コンセントの100V化、サイズ的制約(5ナンバー)によるミラー形状、バンパー形状の変更などが施されていた。
つまり、旧車の世界で”ヤナセもの”は世界的にみても非常に希少な車という事になり、現代では”ヤナセもの”と聞くと涎が出てくるマニアもいるほど過熱している。
しかし、この”ヤナセもの”という言葉、単にヤナセから販売された日本の独自仕様車 というだけで カテゴライズ化されるほどの言葉になってしまうものだろうか?
先日空冷ワーゲンのイベントが開催された関東の公園内で、往年のワーゲンファンという70歳前後のおじさんと出会った。
日課となっている散歩中にこのイベントに出くわしたようだ。
話を聞くと、おじさんはその昔30年もの間”梁瀬”のビートルで往診していたお医者さんのようだ。
今度またヤナセでワーゲンを販売するんですよ、と教えてあげると、
”そうですか。やっぱりワーゲンはヤナセでないと買う気がしないねぇ。ヤナセのサービスは超一流だったから”
と目を輝かせながら語っていたのが非常に印象的だった。
あぁ、コレこそが”ヤナセもの”の本当の意味なのだと感じた瞬間でもあった。
さて、2005/4/23 13年間VWディーラから遠ざかっていたヤナセが新宿に店を構えた。
今となってはヤナセ独自仕様車をリリースするのは困難だろうが、今だからこそ、日本でワーゲン文化を築きあげたヤナセ独自の一流のサービスを目指して欲しいと思うのである。
今も昔も顧客の視点にたったサービス、黄色いステッカーにはそのスピリッツが今でも宿っているものと信じたい。
Let's love VW!
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